滑り支承 (すべりししょう)とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

滑り支承 (すべりししょう)

「滑り支承(すべりししょう)」とは、構造物(主に橋梁)の支承部分において、構造物の変形や振動を吸収し、制御するための支承構造の一種です。建物を支える免震・制震装置の一種であり、地震時に激しい揺れを長い周期の揺れに変換する役割を果たします。柱の直下にはテフロン樹脂などでできた板(すべり材)が設置され、その下には鋼板が敷かれています。地震が発生すると、すべり材が揺れを受けて鋼板の上を滑り、建物への直接的な地震の影響を軽減します。