釜場とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

釜場(かまば)とは、地下水を排水するために造られた窪みです。根切り後に湧き出る地下水を排水することを目的としています。ピット内にも釜場を設け、ピット内の水も排水します。

釜場排水工法は、小規模で湧水量が少ない場合や法面の自立性が良い場合に適用される掘削工法です。この工法では、地下水を掘削面より深い位置に設置された釜場に取り込み、水中ポンプを使用して排水します。

特徴として、安価で施工が容易な一方で、掘削底面を乱さないように水を切る難しさや、濁水や土砂の発生などの短所があります。他の工法と比べて設備の設置や操作が容易ですが、掘削進行に伴う釜場の移動や土砂の除去が必要など、施工性の課題もあります。