偏心率とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「偏心率」とは、建物の重心と剛心のずれを示す指標です。地震時に建物が受ける力の影響を示します。重心は地震力が最もかかる場所であり、剛心は建物の最も剛性の高い部分です。

偏心率が低いほど建物の耐震性能が高くなりますが、高い偏心率では設計通りの性能を得ることが難しくなります。建築基準法では、建物の高さに応じて偏心率の基準値が定められており、この基準を満たすことが求められています。