累積疲労とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

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累積疲労損傷は、鉄筋コンクリート構造の疲労寿命と劣化進行を推定する指標の一つです。線形累積損傷則に基づき、一定振幅応力下で得られるS-N曲線(縦軸:応力振幅σ、横軸:繰り返し数N)から疲労寿命を算定します。

具体的には、曲線上で応力振幅がni回繰り返された時の損傷度をni/Niとし、その和を全体の損傷度Dとして評価します。Dが1以上の場合は疲労破壊が起こる可能性があります。また、材料に無限回応力を作用させても破壊しない応力振幅の上限を疲労強度と呼びます。