白化現象 タイルとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

**白化現象とは:**
タイルやレンガ、コンクリートなどの建材表面に白い粉状の物質が現れる現象を指します。この白い物質は、建材中の水溶性の塩類が水と共に表面に移動し、水が蒸発した後に残った結果として現れるものです。この現象は、特にタイルやレンガの壁面で見られることが多いです。

**白化現象の原因:**
1. **建材中の塩類:** タイルやモルタルに含まれる水溶性の塩類が、湿気や水分と反応して表面に出てきます。
2. **施工時の水分:** 施工時に使用される水や湿気が、タイルやモルタルの中の塩類を溶出させる要因となります。
3. **外部からの浸水:** 雨水や地下水など、外部からの水分が建材に浸透することで、内部の塩類が表面に移動することがあります。

**白化現象の対処法:**
1. **防水処理:** 建物の基礎部分や壁面に防水処理を施すことで、外部からの水分の浸入を防ぐことができます。
2. **適切な施工:** タイルやモルタルを施工する際に、適切な水分量を保つことで白化現象を抑えることができます。
3. **白化物質の除去:** 既に白化現象が発生している場合、専用のクリーナーやブラシを使用して、白化物質を除去することができます。

白化現象は、建物の美観を損なうだけでなく、建材の耐久性や機能にも影響を与える可能性があるため、定期的な点検や適切なメンテナンスが必要です。