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「当たり」は、建設業界で複数の意味を持つ言葉です。
一つ目は、部材の仕上げ位置を示す用語で、床などの仕上げにおいては、その高さを示します。左官職人がそれに合わせて均していくことを「レベラー」とも呼びます。
二つ目は、突出したり邪魔な部分を指す言葉です。壁仕上げにおいて、飛び出た部分を取り除く「当たり取り」が行われ、部材間の馴染みを良くする目的があります。
三つ目は、数量の割合を示す指標としても用いられます。建設で使用される部材の数量や価格の目安を示す際に重要です。例えば、塗装工事や防水工事では「1㎡当たり」の単位で量や価格が算出され、建設費の目安となります。同様に、尺貫法の1坪を基準にした「1坪当たり」の単価も使われ、建設費の算出に役立ちます。