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国土交通省は、中小建設会社などの資金繰り改善を目的とした金融支援3事業について、事業期間を延長することを決定しました。建設企業の資金繰りの円滑化や連鎖倒産の防止の重要性が高いと判断したためです。
延長されるのは、元請企業の資金調達を支える「債務保証事業」や「地域建設業経営強化融資制度」、下請企業の工事代金回収を支援する「下請債権保全支援事業」です。これらの制度は、工事代金の入金を待たずに資金を確保できる仕組みで、資金が滞りやすい局面でも事業継続を後押しします。
国が示している制度の概要を見ると、元請向け・下請向けに役割が分かれた複数の基金が用意されており、国や関係機関による保証・債権保全の仕組みとして運用されていることがわかります。これは、個々の企業努力だけでは対応が難しい資金繰りリスクを、業界全体で支える仕組みといえるでしょう。
今回の事業延長により、資材価格や人件費の上昇で資金繰りが不安定になりやすい中小建設会社は、資金繰り支援制度を引き続き活用できる環境が維持されます。特に、元請・下請間で資金不足が連鎖する事態を防ぐ点で、現場の安定稼働につながる効果が期待されます。
国土交通省は、建設業団体を通じて制度の周知と活用を呼びかけています。制度の内容を把握し、自社の状況に応じて活用を検討することが、今後の資金繰り対策の選択肢を広げることにつながるでしょう。
参考:https://www.wakenkyo.or.jp//files/libs/2620//202602061020545439.pdf
https://www.kensetsu-kikin.or.jp/assets/img/management/finance/download/finance01.pdf
https://www.wakenkyo.or.jp//files/libs/2621//202602061021451442.pdf


