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断熱材40%・石膏ボード20%・配管も、6月1日出荷分から一斉値上げ
建材の値上げが第2波に入りました。JSPは断熱材「ミラフォーム」などを40%、吉野石膏は石膏ボードを含む石膏関連製品を20%、積水化学工業は塩化ビニル管を12%以上・ポリエチレン管を10%以上、いずれも2026年6月1日出荷分から値上げしました。理由は共通して、中東情勢による原油・ナフサの供給不安と、ポリスチレンや塩ビなど石油化学系原料の高騰です。先に伝えた外装材(屋根・外壁材)の値上げに続き、今度は内装・断熱・設備配管へと対象が広がった形です。

内装・断熱・水道設備に全面波及、1棟あたりの材料費がさらに膨らむ
影響は内装・断熱・設備工事に直撃します。石膏ボードは間仕切りや天井に使う内装仕上げの標準材で、20%の値上げは建物全体のコストに乗ります。断熱材40%は省エネ基準対応の住宅ほど打撃が大きく、塩ビ管・ポリエチレン管の値上げは給排水・水道・下水の設備工事に効きます。外装材に続く第2波で、新築・リフォームを問わず1棟あたりの材料費がさらに膨らむ構図です。
6月以降に仕入れる物件の見積もりを、品目別に6月単価で洗い直す
やることは明確です。6月以降に着工・仕入れる物件の見積もりを、石膏ボード・断熱材・塩ビ管といった品目ごとに、6月1日からの新単価で全部洗い直してください。古い単価のまま受注すると差額がそのまま持ち出しになります。各社は「今後さらに価格改定する可能性がある」とも明言しています。施主や元請けには「6月から建材が再値上げし、今後も上がる可能性がある」と書面で伝え、単価改定を申し入れてください。社内チャットでも品目別の値上げ率を共有し、進行中の見積もりを全員で止めて見直しましょう。

各社が追加改定を示唆、石油化学系建材の値上げは長期化局面
各社とも、原料・エネルギー市況によってはさらなる価格改定があり得るとしています。中東情勢が落ち着かない限り、石油を原料とする建材の値上げは長期化する見通しです。「資材は今後も上がる」前提で、固定価格契約のリスクを織り込んだ見積もり体制を整えておく必要があります。
出典: 積水化学工業「塩化ビニル管・ポリエチレン管および関連製品の価格改定について」(2026年4月22日) / JSP「ミラフォームおよび関連製品の価格改定のお願い」(2026年4月1日) / 建設通信新聞「石こう関連、ソーラトンを20%値上げ/吉野石膏・6月から」(2026年3月10日)

