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建設現場の人手不足解消に向けた大きな一歩が踏み出されました。フジタと住友重機械工業、住友建機の3社は、自律型建機同士が連携して施工を行う「自律協調施工」の実証に成功しました。
今回の実証は2026年1月19日から2月28日にかけて、千葉県内の実際の工事現場で実施されました。自律ショベルと自律クローラーダンプが、施工管理システムからの一元的な指令を受けて協調動作し、土砂の積み込みから運搬までの一連の作業を自動化しています。従来であればショベルとダンプのそれぞれに熟練オペレーターが2人必要だった工程を、施工管理システムを操作するオペレーター1人で対応できるようになりました。
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特に注目される点は、メーカーが異なる2種類の自律建機が安全に連携した点です。各機体がリアルタイムで位置情報を共有し、AIが人間の操作に近いスムーズな動作を実現することで、機体同士の接触なく作業を完遂しています。建設現場では異なるメーカーの機械を混在させて運用するケースが多く、この技術的な壁を乗り越えたことは実用化に向けて大きな前進といえます。
建設業では慢性的な人手不足が続いており、2024年4月の時間外労働上限規制の適用を受けて、1人あたりの生産性向上がこれまで以上に求められています。今後、協調できる自律建機の台数を増やすことでさらなる省人化が可能になるため、3社は実用展開に向けた取り組みを続ける方針です。熟練オペレーターに依存しない施工体制の実現が、建設業の人手不足問題を解消する施策になりそうです。
参考:https://www.shi.co.jp/info/2026/6kgpsq000000od2x-att/6kgpsq000000od3k.pdf


