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建設業界では、人手不足や働き方改革への対応が急務となる中、業務の効率化や管理方法の見直しが強く求められています。こうした状況を背景に、株式会社アイピアが建設業従事者1,000名を対象に実施した調査から、業界のリアルな課題が浮き彫りになりました。

調査によると、約6割の企業が業務管理に何らかの課題を抱えており、特に多かったのが「原価や利益をリアルタイムで把握できない」「Excelや紙による管理が多く非効率」といった声です。これらは一見すると事務的な問題に見えますが、経営判断の遅れや現場の無駄な作業時間につながり、人手不足をさらに深刻化させる要因にもなっています。

一方で、業務効率化ツールのひとつである建設業向けERP(統合基幹業務システム/企業の「ヒト・モノ・カネ」の情報を統合的に管理し、経営効率を向上させるためのシステム)の導入状況は、依然として低水準にとどまっています。「すでに導入している」と回答した企業は5.2%に過ぎず、多くが「興味はあるが未導入」という段階です。その背景には、「費用が高そう」「現場で使いこなせるか不安」といった導入後の運用面への懸念がありました。

注目すべきは、ERP導入に期待する効果のトップが「業務時間の削減」であった点です。4割以上がこの効果を期待しており、単なるデジタル化ではなく、日々の作業をどれだけ減らせるかが重視されています。また、システム選定時に最も重視されるポイントは「操作の分かりやすさ」で、価格よりも現場で迷わず使えることが評価基準になっていることも明らかになりました。
まずは、原価や進捗などの情報を一元的に把握できる仕組みを整えることが、無駄な確認作業や手戻りを減らす第一歩になります。また、新しい仕組みを導入する際は、現場での使いやすさを重視し、小さな業務から段階的に取り入れることが定着への近道といえるでしょう。
人手不足が続く中でも、業務のやり方を見直すことで、限られた人員でも回る体制を作ることは可能です。このような調査をもとに自社の業務を見直してみてはいかがでしょうか。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000031665.html


