付着とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「付着」とは、一般的に物体や物質が他の物体や表面に固定される、または接着されることを指します。「付着強度」とは、コンクリートに埋め込まれた鉄筋やPC鋼材が引き抜こうとしたときに耐える力を示す強度のことです。

この強度は、鉄筋や鋼材がコンクリートとどれほどしっかりと結合しているかを示し、異形筋を使用することで最大限の抵抗を確保します。コンクリートの硬化過程では水和反応が起き、水の蒸発による収縮が生じます。これが鉄筋を拘束し、付着強度として現れます。

異形筋は表面の滑りを抑制し、強度を向上させるために採用されます。付着強度は異形筋の形状や鉄筋の太さなどによって変化し、その値は異なります。