水叩きとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

水叩きは、コンクリート施工において、新しく打設されたコンクリート表面に水をかけながら、トロワールやフロートなどの工具で叩いてならす作業のことを指します。この方法は主に、養生と表面の仕上げを同時に行う目的で用いられます。

水叩きの目的:

仕上げ: 水叩きにより、コンクリートの表面を滑らかにし、綺麗な仕上がりを目指す。

養生: コンクリートが乾燥して早急に硬化しないよう、水をかけることで水分を保持し、均一な硬化を促進します。これにより、クラックや乾燥による強度の低下を防ぐことができます。

密度の向上: 水叩きを行うことで、コンクリート表面の密度を高めることができ、水分や外部からの浸透を防ぐ効果があります。

水叩きの手順:

コンクリートが打設されてしばらく経ったあと、表面に水を均一に散布します。
トロワールやフロートを使って、水を含ませたコンクリート表面を叩きながら滑らかにします。
作業が終了したら、再度養生としてシートや湿布を敷き、コンクリートが乾燥しないように保護します。
水叩きは、コンクリート施工における基本的な技術の一つであり、正しく行われることでコンクリートの品質や耐久性を向上させる効果があります。