塑性限界とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

塑性限界(そせいげんかい)とは、粘性土が半固体から塑性状態に変わる境界の含水比を指します。粘性土がこの限界を越えると、土は塑性状態になり、ネバっとして形をつくりやすくなります。

これに対して、液性限界と収縮限界も似たような概念であり、それぞれ土の挙動や特性を表す指標となります。建設現場や土木工事において、土の特性は非常に重要です。

土がどれだけの水分を含むことができるか、またその土がどの程度の水分量で液状になるかは、建物の基礎工事や、ダム、堤防などの建設において、その安全性や耐久性を評価するための重要な指標となります。

塑性限界は、土の持つ特性やその反応を理解し、工事や建築物の設計、施工において適切な判断を下すための基本的な指標の一つです。