崖錐 (がいすい)とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

崖錐 (がいすい)

「崖錐」(がいすい)とは、急崖や急斜面上の風化岩片が落下して形成された地形です。岩塊から土砂まで様々な粒径の物質が混ざり合って不均質な崩土を形成します。崖錐は非常に不安定な斜面であり、歩行時に岩塊が転がり落ちたり、進む際にずり落ちる危険があります。

特に崖錐の末端部が侵食されると、容易に崩壊を引き起こす可能性があります。そのため、崖錐の上端部付近の盛土や下端部付近の切土は崩壊を促す要因となってトンネルや構造物の安定性にも影響を及ぼすため、土木や地質の分野では特に注意を要する対象となります。