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鉄筋の重ね継手とは、鉄筋と鉄筋を重ねて接合する方法です。主に鉄筋コンクリート構造で使用され、長い鉄筋を必要とする柱や梁などでは複数の鉄筋を継ぎ合わせて使用します。
この継ぎ合わせた部分が継手であり、鉄筋に生じる力をコンクリートに伝達します。重ね継手は、鉄筋を一本のように配置し、コンクリートと一体化させることで、応力を伝達します。
この際、重ね部分のコンクリートの粘着により生じた応力が周囲のコンクリートへのせん断力となり、他方への鉄筋へ付着力によって伝えられます。重ね継手の長さは、鉄筋の種類やコンクリートの強度などによって決定されます。