山岳工法とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「山岳工法」は、山地部の岩盤に道路トンネルをつくる工事に主に用いられる方法で、その中でもNATM(New Austrian Tunnelling Method)が主流です。

この工法では、トンネルを横方向に掘進しながら、鉄製の枠や吹き付けコンクリートで地山を支え、最後にコンクリートで固めていきます。山岳工法の大きな特徴は、硬くて強固な地盤でも工事が容易であり、人力や機械を用いて掘削作業を行うため、地盤の状況に応じて柔軟に対応できる点です。