型枠施工とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「型枠施工」とは、コンクリートを打設する際に使用される方法の一つです。具体的には、液状のコンクリートを流し込むための「型」を作る作業、そしてその型の中にコンクリートを流し込み、硬化させる工程を指します。この型のことを「型枠」といい、型枠を使ってコンクリート構造物を形成するための施工方法全体を「型枠施工」と称します。

型枠施工の主なポイントと特徴は以下のとおりです:

型枠の材質: 型枠の材料としては、木材、鋼、プラスチックなどが用いられます。使用される材質は、施工する構造物の形状や規模、予算などの条件によって異なります。

再利用性: 特に鋼製の型枠は、何度も再利用することが可能です。これにより、コストを削減することが期待できます。

正確な形状の再現: 型枠を使用することで、設計された正確な形状やサイズのコンクリート構造物を形成することができます。

表面仕上げ: 型枠の内側の表面状態は、コンクリートの表面状態に直接影響します。したがって、滑らかな表面仕上げを求める場合は、型枠の内側を滑らかに仕上げる必要があります。

安全性: 型枠施工においては、型枠が正しく固定・支持されていることが重要です。これにより、コンクリート打設時の型枠の変形や崩れを防ぐことができます。

建築物や橋、トンネルなど、さまざまなコンクリート構造物の建設において、型枠施工は基本的かつ欠かせない工程となっています。正確な型枠の設置と、その後のコンクリート打設作業が、良質なコンクリート構造物を作り上げるための鍵となります。