グランドレベルとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「G.L」は「グランドレベル」の略語で、建物などの地盤面の高さを指します。建設工事において、現況GLは建築を始める前の地盤高さ、設計GLは基礎工事後の高さ、そして平均GLは確認申請などで使用される建物の基準高さを示します。

基礎工事では地面を掘削し、砕石を敷いてコンクリート基礎を作ります。その際、基礎工事完了後に土を埋め戻す際に、土が固まることで設計GLが約10cm高くなります。

設計GLが高すぎると、建物へのアプローチで段差が生じ、工事費用が増加する可能性があります。逆に低すぎると雨水の排水などに問題が生じることがあります。したがって、正確な設計GLの確保は建設工事において重要であり、慎重な計画と調整が必要です。