フェーシングとは？用語の意味を分かりやすく解説｜建築建設メディアのツクノビ

「フェイシング」または「フェーシング」は、元々は衣服の縁取りや商品陳列、化粧仕上げ面などさまざまな意味で使われる言葉であり、建築や建設業界でも様々な文脈で使用されています。

建築においては、サッシや建設機械における特定の部品に「フェイシングフロント」や「クラッチフェーシング」といった言葉が使われ、原子力発電所では「フェーシング」と呼ばれる工事が行われ、モルタルを用いて放射線量の低下や雨水の浸透を防ぐ目的で使用されます。

また、「アスファルトフェイシング」はダムの建設において漏水性が高い岩盤をアスファルトで覆い、遮水壁を形成する工法であり、火山性堆積物の岩盤などで採用されています。

最後に、「フェーシング加工」は、機械や電気化学的な作用で工作物の表面を平坦にする加工方法であり、建築では免震装置と鉄骨の接続などに使用されることがあります。