掘削置換工法とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

掘削置換工法は、軟弱な地層を一部または全体を掘削して高品質の土で置き換えることで、沈下の軽減、安定性の確保、変形対策、そして液状化の防止を目指す施工方法です。比較的浅い軟弱地層に適用され、必要な置換土が容易に入手でき、かつ短期間で軟弱地層を処理する必要がある場合に適しています。

掘削置換の対象は、沈下対策では主に道路の下にある軟弱地層であり、安定性対策では盛土の下にある軟弱地層が対象となります。一般的に、置換材としては、水浸してもせん断強度が低下しづらい粗粒土が使用されます。

ただし、排水して施工する場合には粗粒土でなくても良いが、十分な締固めが必要です。