eps工法とは？用語の意味を分かりやすく解説｜建築建設メディアのツクノビ

「EPS工法」とは、「Expanded Polystyrene System」の略で、日本語では「発泡スチロール工法」とも言われます。この工法は、発泡スチロールを主材料として使用するもので、土木工事や建築分野でさまざまな用途で利用されています。

以下、EPS工法の主な特徴と用途を解説します。

軽量性: 発泡スチロールは非常に軽量な材料であるため、土の重さを減少させたい場合や、軽量な基盤が求められる場所での利用が適しています。

耐圧性: 発泡スチロールは圧縮強度があり、一定の荷重に耐えることができます。

断熱性: 発泡スチロールは優れた断熱性を持っているため、地下や地上の構造物での断熱材としても利用されます。

用途:

• 軽量盛土: 道路や鉄道の敷設時に、地盤沈下を防ぐための盛土材として使用されます。
  
• 地下壁の断熱: 建物の地下壁や床に使用し、断熱効果を得るために用いられます。
  
• 浮き橋: 水面に浮かべるための浮体として、または水上の建築物の基礎部分として使用されることもあります。
  
• 環境への影響: 発泡スチロールは環境にやさしい素材とは言えませんが、最近では再生EPSや生分解性のスチロールも研究されています。
  

総じて、「EPS工法」は発泡スチロールの軽量性や耐圧性、断熱性を活かした多岐にわたる用途での工法です。特に地盤が弱い地域や、軽量な構造物が求められる場所での利用価値が高まっています。