連続繊維補強工法とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

連続繊維補強工法とは?

「連続繊維補強工法」は、建設業界における構造物の補強や修復を目的とした技術の一つです。この工法は、連続的な繊維(例:カーボン繊維やアラミド繊維)を使用して、構造物の強度を増加させるものです。

具体的な手順としては、以下のような流れになります。

  • 対象となる構造物の表面を適切に清掃・調整する。
  • 連続繊維シートを特定の樹脂(エポキシ樹脂など)で含浸させる。
  • この繊維シートを構造物の表面に貼り付ける。
  • 樹脂が硬化するまで待つことで、繊維シートが構造物に密着し、強度が向上する。

この工法のメリットとしては、既存の構造物に追加の重量を極力増やさずに補強することができる点が挙げられます。特に、老朽化している建築物やインフラの補修・補強に利用されることが多いです。

簡潔に言えば、連続繊維補強工法とは、連続した繊維を樹脂で含浸させて構造物の表面に貼り付けることで、その構造物の強度や耐久性を向上させる工法のことを指します。