だるま 落とし とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

だるま落としとは?

建設業界における「だるま落とし」とは、鉄骨建築の工事現場において、鉄骨の一部(例: 柱や梁)が他の部分に比べて先に高く組み立てられ、後からその下部分を組み立てる工法を指します。

具体的には、一部の鉄骨をクレーンで持ち上げて組み立てる際、他の部分よりも高くセットし、その後、その下部に他の鉄骨部材を組み付ける手法です。この手法により、特定の場所での作業の邪魔にならずに効率的に組み立て作業を行うことが可能となります。

この名称は、日本の伝統的な玩具「だるま落とし」に由来しています。この玩具は、だるまの形をした積み木の一部を取り除くことで、上部のだるまを落とさずに遊ぶものです。建設の工法も同様の原理で、上部を先に設置し、後から下部を組み立てるという点が名前の由来となっています。

簡単に言うと、「だるま落とし」は、特定の部分を他よりも高く組み立てた後、その下部を後から組み立てる鉄骨建築の工法を指します。