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東北6県の労働局がまとめた2025年10月末時点の外国人雇用状況によると、建設業で働く外国人労働者数は前年から12.7%増加し、5,984人となりました。建設業の伸び率は、全産業平均の伸び率(7.6%増)を大きく上回っており、建設業における外国人材への依存度が着実に高まっていることがうかがえます。
県別では宮城県が1,868人と最も多く、福島県、山形県、岩手県、青森県、秋田県が続きました。山形県を除く5県で2桁成長となっており、地域を問わず外国人労働者の受け入れが進んでいます。また、外国人を雇用する建設事業所数も東北全体で1,541カ所と、前年より8.7%増加しました。特に青森県や秋田県では2割を超える伸びを示しており、人手確保の手段として外国人雇用が現実的な選択肢になっている状況が読み取れます。
在留資格別では「技能実習」が4,011人と最も多く、次いで「専門的・技術的分野の在留資格」が1,195人となりました。国籍はベトナム、インドネシア、フィリピンなどアジア諸国が中心で、現場作業を支える重要な戦力として定着しつつあります。
全国的にも建設業の外国人労働者は16.1%増加しており、東北の動きは例外ではありません。今後は、外国人労働者と円滑に協働するための作業手順の明確化や、安全教育の工夫が重要になります。また、受け入れ体制を整えることは、人手不足対策だけでなく、現場の生産性向上や業務の属人化防止に取り組むきっかけにもなります。外国人雇用の増加は一時的な現象ではなく、建設業の働き方を見直す重要な観点として捉える必要があるでしょう。
参考:宮城県「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
福島県「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
山形県「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
岩手県「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
青森県「外国人雇用状況」の届出状況まとめ
秋田県「外国人雇用状況」の届出状況まとめ

