濁水処理装置とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「濁水処理装置」は、建設現場で発生する濁った水(通常、土や粘土、砂などの微粒子を多量に含む水)を浄化するための設備やシステムを指します。

建設現場、特に土木工事や基礎工事の際、掘削や地下水の排水作業、または雨水の影響で大量の濁水が発生することがあります。この濁水をそのまま近隣の河川や下水に放出すると、環境への影響や法的な問題が生じる可能性があります。そのため、放出する前に水質を浄化する必要があります。

濁水処理装置の主な機能としては:

沈殿: 濁水を一定時間静置することで、重い粒子を自然に沈降させる方法。

フィルタリング: 濁水を特定のフィルターやろ過材を通すことで、細かい粒子や不純物を除去する。

凝集・フロック処理: 化学薬品を使用して微小な粒子を大きな塊に結合させ、後のフィルタリングや沈殿で容易に除去する。

これらの方法を組み合わせることで、濁水の浄化を効果的に行います。

簡単に言えば、「濁水処理装置」とは、建設現場で発生する濁った水をクリーンに処理するための専用の装置やシステムを指します。これにより、環境への影響を最小限に抑えることができます。