NTT|国内データセンター容量3倍超へ AI対応で4拠点新設

NTTは2026年4月27日、AIインフラ事業基盤「AIOWN」を発表し、国内データセンターのIT電力容量を現在の約300MWから2033年度に約1GWへと3倍超に拡張する計画を打ち出しました。グローバルでは今後5年間で2兆円の投資を見込むとしています。

新設拠点は4つです。東京・品川エリアには液冷を標準装備したAI対応型データセンターを整備し、2029年度下半期からサービスを開始します。栃木では約100MW規模の大規模拠点を2029年に稼働させる計画で、千葉県印西・白井エリアは国内最大級のキャンパスとして約250MWまで段階的に拡張します。福岡では海底ケーブルに直結する拠点を2029年に立ち上げる予定です。

千葉キャンパスは6棟構成で、第一期棟(東京TKY12)と隣接するTKY11を合わせて約200MWを担います。白井市の海抜約20mの安定した平地を選定しており、第一期棟は2030年以降のサービス開始を予定しています。

建設業界にとって、この計画は2026〜2028年にかけての工事需要を大きく押し上げる材料です。AI向けのデータセンターは電力密度が高く、液冷方式に対応した特殊空調・配管、高荷重スラブ、サブステーション規模の受変電設備など、従来のDC案件以上に専門的な施工力が求められます。電気工事・空調工事・基礎杭・セキュリティ設備のほか、土工や造成までを含めると裾野は広く、地場のサブコンや専門工事会社にも仕事が降りてくる可能性があります。

あわせて、2027年度までに全国整備されるオールフォトニクス800Gbpsネットワークの構築工事も並行して進みます。拠点エリアの自治体や元請けの動きを早めに掴み、入札参加要件や協力会社登録を前倒しで整えておくことが、特需を取りにいくための実務的な準備になります。

出典: ケータイ Watch「NTT、AI基盤『AIOWN』発表 2033年度にデータセンター容量を3倍超へ」(2026年4月27日) / NTTデータグループ プレスリリース「千葉県印西・白井エリアで約250MWのデータセンターキャンパス開発を始動」(2026年4月17日)


安全書類・施工計画書の業務代行はツクノビBPO