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建築において「タチ」とは、建物や柱などが地面や床面に対して垂直であることを指します。建築物の垂直度合いを確認することは「タチを見る」と表現され、垂直であることを指して「タチが良い」、逆に垂直でない状態を「タチが悪い」と言います。
この表現は建築だけでなく、物事の性質や人の性格にも使用されますが、この場合の「たち」は「質」と書かれ、異なる意味を持ちます。「タチを見る」ための道具には、円錐形の真鍮などでできた重りを糸に付けてぶら下げ、垂直度合いを確認する下げ振りがあります。
横風の影響を受けやすいため、風防が付属したり、最近では光学機器を使用した方法も増えています。レーザー墨出し器などがその一例で、これらの道具を用いて建築物のタチを確認することが一般的です。