rc工法とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「RC工法」とは、「鉄筋コンクリート工法」のことを指します。ここで「RC」とは「Reinforced Concrete」の略で、日本語では「鉄筋コンクリート」と訳されます。

具体的には、RC工法とは、コンクリートの中に鉄筋を組み合わせて使用する建築や土木の工法です。コンクリートは、圧縮には強いものの引張には弱いという特性を持っています。これに対して、鉄筋は引張に強いという特性を持っているため、両者を組み合わせることで、コンクリートの引張弱点を補強し、より強固な構造を作ることができます。

この工法の利点としては、以下のような点が挙げられます。

強度: 鉄筋とコンクリートの組み合わせにより、高い強度を持つ構造を実現できます。
耐火性: コンクリートが鉄筋を覆っているため、火災時の鉄筋の加熱を防ぐことができます。
成形の自由度: コンクリートは流れる性質を持っているため、様々な形状の型枠に流し込んで硬化させることができます。

建物、橋、トンネル、ダムなど、多くの構造物においてRC工法は広く利用されています。適切な設計と施工により、長期間にわたる耐久性や安全性を確保することができます。