成形板とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

成型板は木片や木材チップなどを原料にして作られる木質の建材です。ファイバーボードとも呼ばれます。材木を繊維レベルまでほぐして使用するため、特定の材木の使用に制約がなく、端材や廃材も利用可能で、環境に優しく経済的な建材として注目されています。

成型板は主に断熱材、吸音材、家具の土台部分、および木造建築などで人目に触れる部分に使用される化粧板などに利用されます。成型板の種類は、原料の木片の大きさに基づいて異なり、「配向性ストランドボード(OSB)」「パーティクルボード」「中密度繊維板(MDF)」の順に呼ばれ、それぞれ異なる特性を持っています。

成型板の共通の特徴としては、均質性、優れた断熱性・吸音性、通常の木材に比べて低価格などが挙げられます。