打設とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「打設」とは、建設業界における用語で、主にコンクリートを指定された場所や型枠の中に流し込み、定着させる作業を指します。この言葉は、コンクリートの施工時に特によく使用されるものです。

【打設の手順】
混合: まず、セメント、砂、砂利、水、そして必要に応じて添加剤を適切な比率で混合し、コンクリートを作成します。

輸送: 混合されたコンクリートは、ミキサートラックやポンプ車を使用して施工現場まで運ばれます。

流し込み: 型枠の中にコンクリートを流し込みます。このとき、空気の取り込みを避けるため、また均一なコンクリート層を形成するために、適切な工具や振動機を使用して均等に流し込みます。

整地: コンクリートが流し込まれた後、表面を平滑にするための整地作業が行われます。

硬化: 最後に、コンクリートが適切に硬化するように保護策を講じます。これには、シートで覆う、定期的に水をまく、湿潤に保つなどの方法があります。

「打設」という作業は、建物の基礎、柱、梁、壁、橋や道路など、さまざまな構造物の施工時に行われる重要な工程です。正確な打設作業を行わないと、コンクリート内部に空気の隙間ができたり、硬化が不均一になる可能性があり、これが構造の強度や耐久性に影響を及ぼす恐れがあるため、適切な技術と注意が求められます。