メンブレン防水とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「メンブレン防水」とは、建物や構造物において、水の侵入や浸透を防ぐために使用される薄い膜状の材料を指します。このメンブレン(膜)は、水分や湿気を遮断し、建物や構造物を保護する役割を果たします。

以下は、メンブレン防水の主な特徴や種類についての概要です:

特徴:

  • 柔軟性:メンブレンは比較的柔軟であり、多少の動きや変形に対応することができます。
  • 耐久性:適切に施工された場合、長期間にわたって高い防水性能を維持することができます。
  • 施工性:適切な設計と施工手法を選ぶことで、さまざまな部位や形状に適用することが可能です。

種類:

  • シート型メンブレン:ビニールや合成ゴムなど、薄いシート状の材料を使用。接着剤や熱で溶接することで施工します。
  • 液型メンブレン:液状の材料を塗布し、乾燥させて膜を形成するタイプ。アスファルトエマルジョンやポリウレタンなどがあります。

メンブレン防水は、屋上やバルコニー、バスルーム、地下室など、水分の侵入が懸念される場所での防水処理として一般的に用いられます。適切な施工と定期的な点検・メンテナンスにより、建物の寿命を延ばし、居住者や利用者の快適さを確保する重要な役割を果たします。

簡単に言えば、「メンブレン防水」とは、建物や構造物の水の侵入を防ぐための薄い膜状の材料、またはその施工方法を指します。