水準原点とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「水準原点」とは、建設業界や土木、測量における基本的な概念の一つです。以下に、その意味を分かりやすく解説いたします。

水準原点

水準原点とは、測量作業を行う際の高さの基準点を指します。簡単に言えば、地上のどこかを「ゼロ」として定義し、その他の場所の高さをこの点に対して相対的に計測するための基準点となります。

例えば、ある特定の地点の高さを知りたい場合、その地点が水準原点よりも何メートル高いか、あるいは低いかを測定します。このようにして、地形の高さや建物の床の高さなど、様々な位置の高さを一貫して測定することが可能となります。

多くの国では、特定の地点を国家的な水準原点として定めており、それを基準に各地の高さが測定されます。日本では、東京湾の平均海面を基準とした「東京湾平均海面」が水準原点として広く利用されています。

このように、水準原点は土木工事や建設工事、そして測量作業全般において、非常に基本的かつ重要な概念となっています。