アイソメとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「アイソメ」とは、「アイソメトリック図法」、または「アイソメトリック投影」とも呼ばれるものの略称です。以下に、アイソメとその特徴について詳しく説明します。

アイソメトリック図法とは: これは、三次元の物体を二次元の平面上で表現するための方法の一つです。アイソメトリックとは、全ての主要な三方向(縦、横、高さ)が等しい角度で(通常は120度ごとに)平面に投影されるという意味です。

特徴: アイソメトリック図法の最大の特徴は、投影される各線の長さが、実際の物体の真の長さを保持していることです。これにより、図を見るだけで寸法が分かりやすくなります。

使用場面: 建設業界では、アイソメトリック図法は主に配管や電気回路の図面など、工事の詳細を示すための図面に使用されます。具体的な配置や接続点を視覚的に理解しやすくするために利用されます。

メリット: 三次元の物体の空間的な関係や配置を、二次元の図面上で直感的に把握しやすいのがアイソメ図の強みです。また、寸法がそのままのスケールで表示されるため、計測や解釈が容易です。

要するに、「アイソメ」は、三次元の物体やシステムを二次元の図面上で効果的に表現するための手法であり、建設業界の中で特に配管や電気設備の計画・設計段階で頻繁に用いられる図法です。