豆板 (まめいた)とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

豆板 (まめいた)

「豆板(まめいた)」とは、コンクリートを打設した後に、適切な養生が行われずにセメントと砂利が分離している不良状態です。別名「ジャンカ」とも呼ばれます。この欠陥はコンクリートの打設不良の一つで、砂やモルタルの不足により粗骨材が集まった箇所で発生します。豆板は、セメントと砂利の分離や締め固め不足、型枠下端からのセメント漏れなどが原因で生じ、隙間ができることで強度が低下します。見た目の美観だけでなく、強度面でも問題があります。特に、設備や配管が埋め込まれる部分や窓の下部、薄い壁、高い柱や壁脚部、SRC造の梁鉄骨フランジ下端、壁付き階段など、コンクリートを打ち込みにくい箇所に発生しやすい傾向があります。