ファザード とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「ファザード」という言葉は、英語の”façade”(または”facade”)からの借用語です。建設や建築分野において、「ファザード」や「ファサード」という言葉は、建物の外観や正面を指す言葉として使用されます。

以下に、詳しく解説いたします。

ファザード(Façade)
定義: ファザードとは、建物の外壁、特に正面を指す言葉です。建築物のデザインや意匠において、この部分は特に重要な役割を果たすことが多いです。ファザードは、建物の第一印象を形成し、その建物の特性や機能、時には歴史や背景までを表現することができます。

機能: ファザードは単なる外観以上の役割を持っています。それは、日光の取り入れ、断熱性、耐風雨性などの実用的な側面も果たすのです。現代の建築においては、環境への配慮、エネルギー効率の向上などの要因も、ファザードの設計に大きく影響しています。

デザイン: ファザードのデザインは、建築家やデザイナーの創造性が最も表れる部分とも言えます。材料、色、形状、配置など、多岐にわたる要素が組み合わさって、独特の外観を形成します。ステンレス鋼、ガラス、コンクリート、木材など、さまざまな材料が利用されることがあります。

簡単に言えば、ファザードは建物の「顔」とも言える部分であり、その建物の特性や美学、機能性を一目で伝える役割があります。