冷媒回収機おすすめランキング5選!必要性や選び方を解説

冷媒回収機 おすすめ

冷蔵庫やエアコンなどを回収する際に活躍するのが、冷媒回収機です。家電などの回収をになっている企業にとって、なじみ深い機器でもあります。そんな冷媒回収機は、様々なメーカーから販売されており、いざ購入しようとしてもどれを選んだらいいか分からなくなる方もいます。

そこで本記事は、冷媒回収機の役割とそれを踏まえたうえでの選び方を解説します。また、あわせておすすめ機器をランキング形式でまとめました。購入検討にお役立てください。

冷媒回収機とは

冷媒回収装置は、食べ物などを冷凍する冷凍機器やエアコンなどに使われている冷媒を回収するための機器です。環境に配慮しつつ便利な道具を使ううえで、重要な機器でもあります。まずはその必要性を確認しましょう。

冷媒回収機の必要性

宇宙には有害な紫外線が満ちています。この紫外線による影響を緩和しているのが、オゾン層です。地球で暮らす生き物にとって欠かせないオゾン層ですが、冷媒などに使われているフロンが空中に放出されると、破壊されてしまうのです。

また、フロンには地球を暖める効果があります。オゾン層と地上の間にフロンガスが蔓延していると、地球温暖化を促進してしまう恐れがあります。

地球の環境を守るには、フロンガスを適切に回収しなくてはなりません。

冷媒回収機によるフロン回収

フロンはその影響から、法律によって回収作業が規定されています。本来なら、回収作業をするごとに届出を出さなくてはなりません。しかし、実際に作業する場合、施工ごとにこの手続きをするのは非現実的です。

そこで、回収作業を効率化する方法として、以下の条件を満たした回収装置を使うことで、手続きを不要かつ容易に済ませられるようになりました。

  • 旧通産省産業検査所の検査票を用いる
  • 自己認証した回収装置を用いる

現在販売されている機器は、自己認証したものがほとんどです。これは製品販売時の状態で認証を出しています。改造したものなどは対象外となるため、ご注意ください。

冷媒回収機の選び方

環境保護や法律順守のために欠かせない冷媒回収機は、様々なメーカーから販売されています。いざ購入しようとしたときに、どれを選択すべきか分からなくなってしまった方もいらっしゃるでしょう。

次は、冷媒回収機を購入する際にチェックすべきポイントをそれぞれ解説します。購入の際は、以下の点に注目しながら選んでください。

用途から選ぶ

冷媒回収装置は、家庭用から業務用まで、様々なタイプが販売されています。また、回収する冷媒の種類によっても異なるため、購入の際は注意が必要です。事前に回収したい冷媒の種類や量をおさえておきましょう。

コスパから選ぶ

冷媒回収機は、搭載されている機能によって価格が変化します。基本的に優れた機能が多数搭載されているものほど高くなりますが、高価なものを購入すればいい、というわけではありません。ほしい機能が付いているかを重点的に考えるのが、購入時のポイントです。

購入の際は、必要最低限の機能をおさえつつ、コストパフォーマンスに優れているかにも注目しましょう。

冷媒回収機おすすめランキング5選!

冷媒回収機の役割や選び方をおさえても、実際の製品を見ないと理解できない方もいらっしゃるでしょう。そこで、おすすめの製品をランキング形式でまとめました。購入の際はこちらもご利用ください。

なお、価格は2024年9月現在のものとなります。購入タイミングによっては価格が変更されている可能性があります。ご了承ください。また、価格はすべて税込です。

1.イチネンTASCO フルオロカーボン回収装置 TA110XZ

価格:14万9,500円
回収能力:/JIS B 8629230g/min. 回収能力/R410A(気体)240g/min.
回収方式:気体・半液体・液体:圧縮式冷媒回収方式 液体(リキッド):プッシュプル方式
サイズ:360×430×260mm
重さ:16.8kg

コンデンサー銅管長6,000mmの大型コンデンサーにツインコンプレッサーを採用している大型冷媒回収機です。気温の高い夏場などの回収でもフルパワーで稼働できます。

2.アサダ アサダ 高速フロン回収装置エコセーバー隼 ES8823

価格:18万4,200円
回収能力:R410A 270g/分、R22 250g/分
回収方式:ガス圧縮回収方式/プッシュプル方式(液加圧回収方式)
サイズ:380×270×350mm
重さ:11.6kg

デジタルインジゲーターゲージを搭載しており、使用時の状態が一目で確認できます。3つのモードを切り替えて使えるため、業務に合わせた利用が可能です。使いやすい冷媒回収機を探している方に適しているといえます。

3.エスコ(ESCO) 冷媒ガス回収機 EA100CF-1


価格:19万9,772円
回収能力:230g/分(JIS B8629-2008による)
回収方式:気体回収…ARI 281g/分  液体回収…ARI 2821g/分

サイズ:398×242×258mm
重さ:13.4kg

ツインシリンダー式オイルレスコンプレッサーを採用することで、従来の機種からサイズや重量を変更せず回収速度を向上させた製品です。ゲージの大型化や切り替えハンドルのワンハンドル化など、使いやすさにもこだわっています。

4.BBK フロン回収機 (3P 4Pフロートセーフティコード付) RM350

価格:22万円
回収能力:ガス220g/分 液体2970g/分
回収方式:圧縮式・プッシュプル式
サイズ:370×260×300mm
重さ:11.3kg

極細管2層構造のコンデンサーを搭載しており、自社機器と比較したとき格段に高い冷却機能を実現しました。モード切り替えもでき、業務に合わせて利用できます。コンパクトで車などにも積みやすいのもポイントです。

5.エスコ(Esco) 冷媒ガス回収機 EA100BK-1


価格:19万2,638円
回収能力:R22:220g/分(気体)、2970g/分(液体) R410A・R32:270g/分(気体)、3500g/分(液体)
回収方式:圧縮式・プッシュプル式
サイズ:370×260×300mm
重さ:11.3kg

着脱式フロートセーフティコード方式で、2種類のコードと異なるタイプの回収容器を使えます。複数の冷媒を回収したい場合に便利な冷媒回収機です。省エネ設計でeco回収機能が搭載されています。

【まとめ】自社に合わせた冷媒回収機を選び作業効率を向上させよう!

冷却回収機は、行う業務や機器に合わせて選択する必要があります。高機能・高コスパ製品があるとついつい目を引かれてしまいますが、自社業務に本当に必要な機能が付いているかを必ず確かめたうえで検討しましょう。

まずは、自社業務を効率的に行うには、どんな機能が必要かをリストアップするところから取りかかってください。

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