東京・有明の物流施設3.1万㎡を6月解体、大城組が27年10月まで

ヒューリックが東京・江東区有明の「有明物流センター」(S造5階建て・延べ31,528㎡・高さ29m)を解体、施工は大城組で6月上旬着工・2027年10月末完了予定

不動産大手のヒューリックが、東京都江東区有明1-107-2に立地する「有明物流センター」を解体することが2026年5月27〜28日付の業界紙報道で明らかになりました。施設はS造5階建て・延べ31,528㎡(約3.1万㎡)・高さ29m、1986年に竣工した物流倉庫です。解体施工者は株式会社大城組で、2026年6月上旬の着工、2027年10月末までの完了を目指すとされています。
出典:建設通信新聞「ヒューリック、東京・江東区の物流施設3.1万㎡を解体」(2026年5月27日付速報)建設通信新聞「大城で6月着工/有明物流C解体/ヒューリック」(2026年5月28日付)

計画地は準工業地域(建ぺい率60%・容積率300%)で、SGホールディングス系のワールドサプライ本社などが入居。本社機能は2026年1月にSGリアルティ新砂へ移転済み

計画地の用途地域は準工業地域で、建ぺい率60%・容積率300%です。建物にはSGホールディングスグループのワールドサプライの本社などが入居していましたが、本社機能は2026年1月に江東区新砂の物流施設「SGリアルティ新砂」へ移転済みです。1986年竣工で築40年近くを迎えていた施設で、テナント退去のタイミングで建て替えに向けた解体に動いた構図です。延べ31,528㎡の中規模物流倉庫の解体としては、首都圏では比較的大きな案件にあたります。

跡地は江東区「臨海副都心有明北地区地区計画」の方針に沿った再開発が想定される。物流倉庫の建て替え/別用途への転換は今後の正式発表を要確認

江東区有明エリアは「臨海副都心有明北地区地区計画」によって土地利用の方針が定められており、跡地はこの地区計画に沿った再開発が想定されます。物流倉庫の建て替えか、住宅・商業・データセンターなど別用途への転換かは、現時点で公表されていません。江東区はデータセンター建設の対応方針を整備するなど、有明エリアの土地利用が動きやすい局面にあります。最終的な跡地計画は、ヒューリック・江東区の正式発表を継続的に確認することをおすすめします。江東区「臨海副都心有明北地区地区計画」に最新方針が掲載されています。

首都圏の解体・型枠・基礎・廃棄物処理の協力会社は、有明エリアの大型解体案件と跡地再開発の波及を継続ウォッチしておきたい

有明物流センターの解体は、延べ約3.1万㎡規模の単一案件として首都圏の解体・廃棄物処理・足場・防音シート・重機関連の協力会社にとって関心が高い案件です。元請け(大城組)の下に入る二次・三次の協力会社にとっては、施工期間17か月の解体工程に伴う断続的な発注機会があります。さらに2027年10月以降は跡地の新築工事フェーズが想定され、基礎・型枠・鉄筋・電気・管・内装などの新築系業種にも発注の波が来ます。有明・豊洲・東雲を含むベイエリアでは大型物流施設や複合再開発の動きが続いているため、商圏が重なる協力会社は、案件単位でなくエリア全体の発注計画を継続的にウォッチしておくと動きが取りやすくなります。

出典: 建設通信新聞「ヒューリック、東京・江東区の物流施設3.1万㎡を解体」(2026年5月27日速報)建設通信新聞「大城で6月着工/有明物流C解体/ヒューリック」(2026年5月28日付)江東区「臨海副都心有明北地区地区計画」