クリーンルーム施工とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

クリーンルーム(CR)とは、JIS Z 8122で規定された「高度な清浄度管理が行われる特定の空間」を指します。この空間では、空気中の浮遊微粒子や微生物が一定の清浄度レベル以下に管理されています。

クリーンルームは工業用クリーンルーム(ICR)とバイオクリーンルーム(BCR)の2種類に分けられ、運用上の重要な原則は4つあります。汚染物質の進入・発生・蓄積・排出を防ぐことです。

エアフィルタを使って空気中の粉じんを除去し、給排気システムを通じて空気を循環させます。出入口には二重扉やエアシャワーを設置し、室内の温度や清潔度を保つための空調・熱源設備や制御・監視システムも必要です。

クリーンルームの設置には、建築基準法や消防法、地方自治体の条例などに規定された基準を満たす必要があります。