竣工書類とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「竣工書類」とは、建設工事が完了した後に業者から依頼者や発注者へ提出する一連の文書や図面のことを指します。この書類は、工事の完了とその結果を公式に記録するためのもので、以下のような内容を含むことが一般的です。

竣工証明書:工事が契約に基づいて正確に完了したことを証明する書類。
図面:完成した建物や施設の最終的な設計図。変更や追加があった場合の修正後の図面(いわゆる「as-built図面」)も含まれることが多い。
検査結果:工事中や工事後に行われた各種検査の結果。
取扱説明書や保守マニュアル:新しく設置された機器やシステムの操作方法、保守・メンテナンス方法などを記載した書類。
保証書:工事内容や設置機器に関する保証内容を明記した書類。

竣工書類は、将来のメンテナンスやリノベーションの際の参考情報として非常に価値があります。また、工事が契約通りに行われたこと、品質が確保されていることを証明する重要な書類として、発注者や建物のオーナーにとっても大切なものとなります。