スペーサーブロックとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

**スペーサーブロック**とは、コンクリートを打設する際に使用される小さな部材のことを指します。具体的には、鉄筋と型枠の間に置かれ、鉄筋が正確な位置に固定されるようにするためのものです。以下、詳しく解説します。

1. **鉄筋の位置確保**: コンクリート内の鉄筋の位置は非常に重要です。鉄筋が浮き上がってしまったり、型枠に触れてしまうと、コンクリートの強度や耐久性に問題が生じる可能性があります。スペーサーブロックは、鉄筋が正しい位置に固定されるようサポートします。

2. **コンクリートのカバー確保**: 「カバー」とは、鉄筋の表面からコンクリートの表面までの距離を指します。このカバーが十分に確保されることで、鉄筋が外部の水分や空気から守られ、錆の発生を防ぐことができます。スペーサーブロックは、このカバーを一定に保つ役割も果たします。

3. **種類と材質**: スペーサーブロックにはさまざまな種類や形状があり、使用する場所や条件によって適切なものを選ぶ必要があります。一般的に、プラスチックやコンクリート製のものがよく使用されます。

4. **設置**: スペーサーブロックは鉄筋を結束する際や型枠にセットする前に、適切な位置に設置されます。正確な位置に設置することで、コンクリート打設後の品質や安全性が向上します。

建設現場において、スペーサーブロックはコンクリートの品質を保つための非常に重要な部材となります。