装薬とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

建設業における「装薬」という言葉は、特に土木・採掘作業などに関連する言葉として使われることが多いです。以下に、その意味を分かりやすく説明いたします。

「装薬」とは:
装薬は、爆薬や火薬を使用して、岩石や土を破砕するための工程や方法を指します。特に、トンネル掘削や採石場での採掘作業、ダム建設などの際に、硬い岩石や障害物を除去する必要がある場合に、装薬という技術が用いられます。

装薬の手順は以下のようなものです:

1. **穴掘り**:爆薬を設置するための穴(ショットホール)を掘ります。
2. **爆薬の装填**:先ほど掘った穴に爆薬や火薬を詰め込みます。
3. **信管の取り付け**:爆発させるための信管を取り付けます。
4. **爆破**:適切な安全対策を講じた後、信管に点火して岩石や土を破砕します。
5. **破砕物の撤去**:爆破によって破砕された材料を撤去します。

このような爆破作業は、高い技術と経験が必要です。誤って計算を間違えると、思いもよらない大きな爆発や事故を引き起こす恐れがあります。したがって、この作業は専門的な知識を持つ技術者や、装薬の専門家によって行われます。

まとめると、「装薬」とは、建設や採掘作業において、岩石や土を爆薬を使用して破砕するための手法や工程を指す言葉です。