lcc とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

LCC (Life Cycle Cost)とは?

「LCC」とは「Life Cycle Cost」の略で、日本語では「ライフサイクルコスト」とも呼ばれます。LCCとは、ある建築物や設備などの全生涯にわたるコストを総合的に評価する考え方や手法を指します。

具体的には、以下の要素を含むコストの総計を考慮します。

初期投資コスト: 設計、建設、機器の導入など、プロジェクトを開始するための初期のコスト。

運用・維持コスト: 電気、ガス、水道などの使用料、定期的な保守・点検、修繕などのコスト。

更新・改修コスト: 設備や機器の寿命が尽きた際の交換や、技術の進化によるアップグレードなど。

廃棄・撤去コスト: 建物や設備の寿命が尽きたときの解体、撤去、廃棄にかかるコスト。

LCCの考え方を取り入れることで、安価な初期投資だけを重視するのではなく、長期的な視点でのコスト効果や持続可能性を評価することができます。これにより、経済的に効果的かつ環境に優しい選択を促進することが期待されます。