ハンチとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「ハンチ」とは、鉄筋コンクリート造りの建物で、床やスラブ、梁が柱に接する部材端部の断面を一般部に比べて大きくした部分を指します。断面を大きくすることで強度を高めことが可能です。ハンチを付ける際、背を大きくする場合は垂直ハンチと呼び、幅を大きくする場合は水平ハンチと呼ばれます。

ハンチを付けると型枠が複雑化するため、コンクリートの重点不足や断面欠損のリスクが生じる可能性があります。しかし、梁下の高さを調整できるため利用範囲が広がり、コンクリートの量を調整できる利点もあります。