細骨材とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「細骨材」とは、コンクリートを構成する材料の一つで、粒径が小さい骨材を指します。具体的には、2.5mm以下の粒径を持つ砂や微細骨材を指すことが多いです。これに対して、粒径が2.5mmを超えるものは「粗骨材」として分類されます。

細骨材の役割と特徴について詳しく解説します:

1. **充填材料**: 細骨材は、粗骨材の間の隙間を充填する役割があります。これにより、コンクリート内の隙間が減少し、コンクリートの密度や強度が向上します。

2. **作業性の向上**: 細骨材の存在によってコンクリートの流動性や作業性が向上します。これにより、打設や仕上げ作業が容易になります。

3. **経済性**: 細骨材は、コンクリートのボリュームを増やし、セメントの使用量を削減することができるため、経済的なメリットももたらします。

4. **耐久性の向上**: 適切な細骨材を使用することで、コンクリートの耐久性や抵抗性が向上します。

細骨材は、コンクリートの性質や特性に大きく影響するため、選定や配合には注意が必要です。土地や地域の条件、使用するセメントの種類、目的に応じて、最適な細骨材を選ぶことが重要となります。