asrとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

アルカリシリカ反応(ASR)は、コンクリートの劣化要因の一つであり、主に内的および外的要因によって引き起こされます。この反応は、セメント中のアルカリ成分と骨材中のシリカ成分が反応し、骨材の膨張を引き起こし、それが構造物のひび割れを引き起こすメカニズムです。

ASRによるひび割れは比較的大きく、構造物に重大な損傷をもたらす可能性があります。このひび割れに加えて、骨材の膨張により内部の鉄筋が圧迫され、曲げ加工部分や圧接部分での破損も発生することがあります。

ASRによって引き起こされるコンクリートのひび割れは、その劣化の程度に応じてさまざまな補修工法が存在します。ただし、ASRは再劣化を引き起こす可能性があるため、損傷が深刻な場合には大規模な修繕や全体的なやり替えが必要となることがあります。