現場透水試験とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「現場透水試験」とは、土の透水性を測定するために現地で実施される試験のことを指します。透水性は、土の種類や状態によって、水がどれくらいの速さで通過するかを示すもので、土木工事や建設プロジェクトにおいて非常に重要な情報となります。

透水試験には、「非定常法」と「定常法」という2つの方法があります。非定常法は透水係数が10-4m/s以下の地盤に使用され、測定用パイプ内の水位を一時的に変動させ、その後平衡状態に戻るまでの水位変化を測定して、地盤の透水係数を求めます。

一方、定常法は透水係数が10-5m/s以上の砂礫地盤に使用され、測定用パイプ内の水位を一定に保ちながら、そのときの流量を測定して、地盤の透水係数を求めます。