ラテックス 接着 剤とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

**ラテックス接着剤**:
ラテックスとは、天然ゴムや合成ゴムの乳液を指す言葉で、水や他の溶媒に分散させたゴムの微細な粒子からなる白濁液体のことを指します。建設業界では、このラテックスを主成分とした接着剤が多く使用されています。

1. **特性**:
– **弾力性**: ラテックスはゴム成分であるため、乾燥後も柔軟性を保持します。これにより、熱や物理的な動きによる伸縮に対しても強く、剥がれにくい特性を持ちます。
– **耐水性**: 乾燥したラテックス接着剤は水に強く、湿度や水分の影響を受けにくいのが特徴です。
– **高い接着力**: 多くの材料、特に建設業界で使用される石膏ボードやコンクリート、タイル、木材などに強く接着します。

2. **用途**:
– **タイル貼り**: タイルを壁や床に張る際、ラテックス接着剤はしっかりとした固定を提供します。
– **シーリング**: ある程度の柔軟性が要求される接合部や隙間のシーリングに利用されます。
– **補修**: 壁や床の補修作業時、ラテックス接着剤はしっかりとした接着力を持ちながら、作業性に優れています。

3. **取り扱い**:
– 接着剤を使用する前に、接着面はきれいで乾燥している必要があります。
– 乾燥時間や完全硬化までの時間は、製品の種類や条件によって異なるため、製品の指示に従うことが重要です。

建設業界においては、ラテックス接着剤はその多機能性と高い性能から、様々な場面での利用が求められています。