出面帳とは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

「出面帳」とは、建設業界における作業員の出退勤を記録する手帳のことを指します。この帳面は、現場作業員の勤務時間や日数を確認するための重要な資料として用いられます。

具体的な特徴や用途は以下の通りです。

出退勤の記録:作業員が現場に出勤し、作業を開始するときや、退勤するときの時間を記入します。これにより、労働時間の管理や残業時間の計算が可能となります。

安全管理の一環:出面帳を使って、現場にどれだけの作業員が出勤しているのかを把握することで、万が一の事故や災害時に迅速な対応を行うための基本情報として使用されます。

労働条件の確認:出面帳は、労働基準法や建設業法に基づく労働条件の確認の際に、重要な証拠資料として参照されることがあります。

給与計算の根拠:作業員の給与は、出面帳に記載された勤務時間に基づいて計算されることが多いため、給与計算の際の根拠資料としても使用されます。

「出面帳」は建設現場の管理者や監督者、作業員それぞれにとって、日常の作業管理や安全確保、権利の保護などのために必要不可欠なツールとなっています。