にこいち とは？用語の意味を分かりやすく解説｜建築建設メディアのツクノビ

「にこいち」とは、日本の建設業界の俗語の一つで、正式な言葉では「二工一体」と表記されます。この言葉の由来は、「二つの工事を一体として行う」という意味から来ています。

具体的には、「にこいち」とは、建設現場で土木工事と建築工事を連続的に、または同時に進行させる手法や考え方を指します。通常、土木工事（たとえば基礎工事や地下工事など）と建築工事（建物の建築や内装工事など）は異なる専門の業者が担当し、段階的に工事が行われるのが一般的です。しかし、「にこいち」の考え方を取り入れることで、工事期間の短縮やコスト削減を目指すことができます。

「にこいち」の主な利点:

工事期間の短縮: 連続的または同時進行により、全体の工事完了までの期間を短縮することが可能です。
コスト削減: 各工事の連携を密にすることで、無駄な待ち時間や重複する作業を削減し、結果的にコストを抑えることができます。
コミュニケーションの向上: 一つの現場で複数の工事が進行することで、異なる業者間の連携やコミュニケーションが密になり、工事の品質向上に寄与します。
一方で、「にこいち」を実施する際は、各工事の進行状況や業者間の調整が非常に重要となり、その管理やコミュニケーションが求められます。