自走式スクレーパとは?用語の意味を分かりやすく解説|建築建設メディアのツクノビ

自走式スクレーパーは、昔の土工事でよく使用されていた土を掘削し運搬するための車両です。エンジンとホイール(タイヤ)が組み合わさっています。

シングルエンジン型は地力走行可能で、勾配15%までの地形に適しています。一方、タンデムエンジン型は前後にエンジンがあり、15%以上25%までの勾配にも対応可能です。

土工事計画では、最短距離や最短回数だけでなく、土質や気象条件も考慮され、自走式スクレーパーは中距離以上で高速運搬が必要な場合に使用されました。スクレーパは高地を削って低地を埋め、宅地や工場敷地、ゴルフ場、道路敷地などの土地造成に利用されます。

ただし、大規模土木工事が減少しており、輸送が困難なため、使用機会は減少しています。